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 中国春秋時代の斉の宰相、管仲の著書『管子』に見られる言葉です。農作業の時期を誤れば、収穫が十分でないことに喩えて、物事には、それを行うのに最も適した時機があると教えます。
 自然にその摂理があるように、誰にでも、人生の節目には、それぞれ為すべきことがあり、時宜を得た行動が人生をより豊かにしてくれます。
 昨今、跳び箱に手をついただけで、また雑巾がけをするだけで、骨折する子供が増えているといいます。昨年1月23日付の読売新聞では、そうした子供たちの体の異変を、「骨貯金 若いうちに」という記事で伝えています。体の成長発達には「旬」があり、特に小学高学年から中学では「運動」という刺激で体力の基礎が培われます。この時期に体力ピークを高めておけば、加齢による衰えは緩やかだといいます。
 骨は、この傾向が顕著な器官の一つで、記事は、成長期の「骨貯金」が加齢による骨密度の低下を抑え、人生後半の健康の鍵を握ると伝えています。
 そして、成長期には、骨に負荷をかける縄跳びのような運動や戸外活動で、骨の代謝を高めることが肝要であり、子供たちが室内でゲームなどに興じている間に、その子の持つ潜在的な力が損なわれているとして、ある医師の、
「成長期に十分なカルシウム摂取があれば、成長ホルモンと運動の相乗効果で太く強い骨を作りやすい。『骨貯金』を心がけて欲しい」という声を紹介しています。



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