明治に生まれ、平成時代まで多くの著作を遺した仏教詩人、坂村真民の言葉です。幼くして父親を亡くし、どん底の生活の中、母親を支えた真民は、一遍上人を敬愛し、弱者に寄り添い、癒やしと勇気を与える言葉を遺しました。
真民は過去、現在、未来と止まることなく流れる命を、かけがえのない、美しいものだと考えました。そして、
「朝は朝日を浴び 夕は夕日に染まり 語り合い 手を取り合い 流れてゆく
楽しい流れにしてゆこう」と詠いました。
令和元年、厚生労働省と文部科学省が合同で行った緊急点検によると、学校や保育所を長期欠席している子供のうち、虐待の疑われる子供が、1万人を超えることが判明しました。また、2017年の人口動態統計では、国内の自殺者が大きく減る中で、戦後初めて、10歳から14歳の死因の1位が自殺となりました。
そうした風潮にあって、命の尊さを親や子供に伝えようとする試みが、「いのちの授業」として全国各地の学校や企業で行われています。
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