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 狂犬病ワクチンや微生物の低温殺菌法を開発したことで知られる、19世紀のフランスの細菌学者、ルイ・パスツールの言葉で、リール大学の学生たちに語ったものとして知られています。
 研究者であれば、時として、偉大な発見のチャンスに遭遇することもありますが、それを大きな功績に結びつけるためには、目標に向かう向上心と日々の研鑽が必要であることを、彼は伝えたかったのでしょう。
 2015年のラグビーワールドカップで、日本代表チームが、優勝候補の一角であった南アフリカに、大接戦の末に勝利し、さらに、過去一勝しかできなかったチームが三勝を挙げたことに、世界中の人々が驚きました。この快挙を受けて、日本代表ヘッドコーチ、エディー・ジョーンズ氏の指導方法が、教育や経営の世界で話題となっています。
 氏は大会前、五ヶ月に及ぶ長期合宿で驚異的な練習量を選手に課すと共に、事前に南アフリカ戦を担当する審判を合宿に招いて、選手に審判の判断の傾向を覚え込ませたことが知られています。そこには、コーチ就任以来、「すべては勝つために」を合言葉に、チームとして何をなすべきかを考え、周到に準備された強化計画がありました。

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