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 姿勢制御チームの研究員は、「各分野の人が勝手に動いたらいけない。連携し、目的に向かうのはやりがいがある」と語りました。マネージャーの指示を理解した、技術・研究の専門家集団がそれぞれの重責を果たしたところに、一つの失敗も許されない衛星の打ち上げが成功した理由があります。
『老女経』にいわく、
「二つの木を擦り合わせて火を出すと、火が還って木を焼き、木が尽きると、火は滅する。全ての事象はこのようなものである。因縁が巡り会えば、成り、因縁が離散すれば、滅するのである」
 私たちも、何か大きな目的を達するために、組織の中で、それぞれの役割を担う事があります。そのような時、誰もが傍観者でも、船の乗客でもなく、知恵を出し、汗をかく、漕ぎ手であるべきです。その自覚と実践こそが、物事を成功させるために、必要不可欠と言えるでしょう。





文・長田 一起

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