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 この言葉は、「天文学の父」と呼ばれるガリレオ・ガリレイの著書、『天文対話』にある一節で、「自分の眼で観察する」とは、人の言葉を鵜呑みにしたり、自分勝手な憶測で物事を判断しないことを意味します。
 今やインターネットにより、居ながらにして膨大な情報を入手できますが、そこには、真実でないものや意図的な嘘が含まれている場合があります。こうした虚偽に振り回され、他に利用されないために、物事を客観的に捉えられる見識が一人一人に求められています。
 平成29年1月26日付の日本経済新聞朝刊に、「偽ニュース、世界の秩序揺さぶる」という見出しで、インターネットの交流サイト(SNS)に流された「偽ニュース」や「誤った情報」の氾濫が、政治に大きな影響を与えていることが紹介されました。記事は、平成28年の米国大統領選挙の最中に、「ローマ法王がトランプ氏支持を表明した」「クリントン氏が過激派組織『イスラム国(IS)』に武器を売却」などの偽ニュースや、他国のサイバー攻撃による虚偽情報の拡散と氾濫によって、民主主義の土台が大きく揺さぶられたことを伝えています。



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