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 これは、中国南宋の朱熹が編集した『宋名臣言行録』にある言葉です。
 その意味は、
「事を処置していくには、それが正しいか正しくないかということだけを考えるべきで、そこに利害や名誉・不名誉という私心があってはならない」
というものです。過ちに気づけばそれを素直に認め、自らの計らいを捨てて対処しなければ、その存在価値さえ問われることになりかねません。

 昨年10月、全国的に有名なホテルや百貨店、また料理店、飲食店で、食材に虚偽表示があったことが次々と発覚しました。そのほとんどが高価な食材を類似の安価な食材で代替えするという事例で、昨年12月には、一部のホテル会社に対し、景品表示法違反に当たるとして、消費者庁より再発防止を求める措置命令が出されました。数年前にも同様に老舗の有名料理店や、和・洋菓子店の虚偽表示が問題となり、そのブランドと信用を大きく損ないましたが、今回の事件では、それが世間で常態化していたことが露呈しました。

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