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 それでは何故、澤田氏は再建を引き受けることにしたのでしょうか。澤田氏は三つの理由をあげています。一つには、現地の佐世保市長からの要請が熱心であったこと。二つ目の理由は、ハウステンボスが閉鎖されれば、多くの雇用が無くなり、地元の観光業に大打撃を与えること。そして、三つ目に、一番大きな理由として、「高い山があれば登りたくなるという血が騒いだ。是非チャレンジしたいと思った」というのです。
 誰が見ても、とても困難で不可能に思えた再建事業でしたが、常日頃からプラス思考で、明るく元気に仕事をすることをモットーとしていた澤田氏には、自分の可能性に挑戦する、またとないチャンスに映りました。そして、お客様に感動を提供するという「志」と、東洋一のきれいな観光ビジネス都市にしたいという「夢」を全社員で共有し、皆で一丸となって再建を果たしたのです。
 このように、同じものでも、心の持ちようによって、全く違って見えてきます。
 高い理想や目的を掲げ、邁進する人がどれほどいるでしょうか。「人が輝く」と言う言葉がありますが、どのような境遇であっても、それをチャンスととらえ挑戦する人の事を言うのだと思います。私たちにも、必ず人として生まれてきた目的があるはずです。その目的を達成するかどうかは、心の持ちよう一つだと言う事です。




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