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 中国の前漢の時代の、董仲舒の言葉で、事にあたっては、それが人として行うべき正しい道に適っているかを考えるべきであり、自分の利を謀ってはならない、という意味です。
 日々の生活で、それが自分に関係がないと見れば、人が困っていても見て見ぬふりを決めこむ風潮が蔓延しています。しかし、どんなに小さなことでも、人を助けた時に感じる喜びは、誰しも経験するものであり、それが人生を変えることもあるのです。
 およそ十年前、石炭産業の衰退と失政から、市の財政が国の監理下に置かれた北海道夕張市。当時、大幅な給与カットで将来の希望を失った職員が続々と退職し、「全国最低レベルの行政サービス、最高の市民負担」と揶揄された市政の再建を目指す、若き市長の奮闘ぶりが、2017年12月17日付の毎日新聞に掲載されました。
 この市長は元々、2008年に夕張市に応援派遣された東京都職員であり、2011年に夕張市民に請われて市長選に出馬し、30歳で全国最年少の市長となり、その4年後には無投票で再選を果たし、現在に至ります。



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