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 自動車産業によるものづくり立国を目指すという高い理想を掲げながらも、常に視点は、日々の弛まぬ製造現場の改善と人材育成にあった氏の功績が、現在のトヨタを世界のトップ企業に育てたと言っても過言ではないでしょう。
「大切なのは、一般的にはできないと思われることを、単に考えるだけでなく、なんとしてでもやらなければという強い信念を持って十分な準備を行い、実行すること」、そして、「人間も企業も前を向いて歩けなくなったときが終わり」と語り、自ら進むべき道を定め、その頂に向かって歩を進めた、氏の前向きな姿が印象的です。


 仏教においても「願行具足」といい、願いと実践を何より重んじます。
「志を立てる」。どのように人生を生きるか、そして何を為すかは全てここから始まります。釈尊を始め、仏法を護持してこられた先達の「志」は、過去、現在、未来の三世にわたる一切の生きとし生けるものの真の救済という高邁な理想にありました。
 そして念佛宗の理想も、仏法弘宣による「世界の平和と人類の安寧」という崇きものです。
 山は高ければ高いほど、登頂の喜びは大きいものです。歩みを止めれば、永久に山頂に到達することはできないのです。


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