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 この言葉は、黄熱病研究でアフリカに渡る野口英世博士の身を案じ、出発を止めようとした友人に対して、博士が、「私は何ものも恐れない」と語った後に続けて応えたものです。まれに見る努力と執念で、自らの人生を切り開いた博士の力強い言葉です。
 昭和3年、博士はアフリカの地で人生を閉じましたが、細菌に関する幾多の研究成果は、後に続く医学者にとって大きな意義を持つ道標となりました。
 2014年、西アフリカ諸国で大流行したエボラ出血熱の感染は、終息したとも報道されましたが、未だ安心出来ない状態であると言います。
 2015年7月の世界保健機関(WHO)の発表では、死者の数は合計で1万1千人を超え、患者数は2万7千人を超えました。致死率は非常に高く、医療関係者でさえ感染を恐れて医療を放棄し、いくつかの病院も立ち行かなくなっている中、NPO団体である「国境なき医師団」の日本人看護師が西アフリカでの任務を終えてのインタビューが、新聞に掲載されていました。



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