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 昨今、子供たちの「いじめ」の問題はエスカレートの一途をたどっています。滋賀県大津市で「いじめ」を苦に自殺した中学生のニュースを皮切りに、中学生が小学生に対し、殴る蹴るなどの暴力行為を撮影して、インターネットの動画サイトに投稿した事件。さらに「体罰」を苦に高校生が自殺にまで追い込まれた事件や、一部のスポーツ界での「体罰」問題も表面化してきました。
 何故、人の心がこれほどまでに荒んでしまったのでしょうか。
 それは、家庭から仏壇が消えたことに象徴されるように、大人が子供たちに、仏様、即ち、目に見えない尊い存在に手を合わせることを教えなくなったからでしょう。現代の世知辛い世相を反映してか、楽して要領よく生きる方法は教えても、何が善で、何が悪か、を正しく教えることはできず、もはや、「人の道」を説くことができなくなってしまっています。私たちは、人の道、仏の道を子々孫々に継承すべきです。日本に再び仏教精神が満ち溢れたなら、「いじめ」や自殺はなくなり、平和な社会が実現するでしょう。
 まずは、家族揃って仏壇に手を合わせる社会を築くことこそが、私たちにできる尊い一歩であると存じます。

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